●論点解説原油、2日連続で小幅まちまち=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場は、19日、20日と限月間で小幅まちまちの展開が続いている。20日が6
月限の取引最終日だった影響もあるとみられるが、「需給緩和見通しの売り」と「地政
学リスクの買い」が交錯している。
 イラン核協議に関しては、イランの最高指導者はハネメイ師が合意は難しいとの見方
を示している。米交渉担当者からは、ウラン濃縮の全面放棄を求める発言が聞かれる
が、イランは軍事利用以外の民生部門のウラン濃縮は放棄しない姿勢を確認している。
まだ合意点を見出すためには、多くの協議が求められる。ウクライナ情勢に関しては、
米露首脳会談に前進が見られず、欧州連合(EU)と英国は対ロシア追加制裁に踏み切
った。影の船団の制裁対象に189隻を追加し、合計で342隻とする。今回は米国と
の共同制裁にならなかったが、トランプ大統領は制裁を検討中であることを明らかにし
ている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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