プラチナ市況=大幅続伸、終盤に現物相場が一段高で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,308   +380    15,420  +399  : 3,318.91    +108.75
銀          151.0    0.0     156.0  +1.0  : 3,313.00    + 96.00
プラチナ     4,790   +175     4,660  +106  : 1,040.00    + 36.28
パラジウム   4,700   +200     4,700  +200  : 1,005.16    + 32.35
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.54   -0.90  ユーロ・ドル相場   1.1338  +0.0081
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【市況】
 プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル
建て現物相場の上げ一服や円小幅高に上値を抑えられたが3ケタ高を維持。先限は正午
前に117円高で推移。午後に入り、上げ幅を縮小したが、終盤にドル建て現物相場が
一段高となったことで上げ幅を拡大した。期先2月限と4月先限が一代高値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は200円高。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが102〜175円高、プラチナスポットが
141円高、パラジウムが200円高。
 推定出来高は、プラチナが1万8190枚、プラチナミニが1320枚、プラチナス
ポットが3131枚、パラジウムが0枚。
【先限で損切りの買い戻しが増加か】
 プラチナ先限は夜間取引から続伸となり、日中取引の寄り付き直後に4765円の高
値をつけた。先限として2月17日以来の高値をつけた。その後、上げ幅を縮小した
が午後に4643円で買い拾われた。午後は2度にわたり4680円台で上値を抑えら
れたが、大幅高を維持して引けた。

 前日、当欄でドル建て現物相場が1000ドル台を維持できるかに注目としたが、杞
憂に終わるどころか予想外の上昇となった。夜間取引の中盤、日中取引の序盤では売り
方の損切りがかなりあったもよう。標準の出来高が1万8000枚を超える大商いとな
った。昨日まで取組高は4日連続で増加となり、総取組高は2万9000枚台を回復。
今日は先限中心に損切りの買い戻しが増えたとみられる。取組高の増加が示されたな
ら、新規も買いかなり増えた裏付けとなる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の1058.25ドルから、利
食い売りなどが出て反落。午後になり、1039ドルまで押し目を形成。朝方1050
ドル台に上昇場面では短期線の5日移動平均線(1013.5ドル)から4%超の上方
乖離となっていた。
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