【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。円安を受けて買い優勢で始まっ た。その後は、ドル建て現物相場の堅調と円安一服を受け、もみ合いとなった。パラジ ウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが20〜49円高、プラチナミニが 6.0〜68.0円高、プラチナスポットが102円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが6324枚、プラチナミニが666枚、 プラチナスポットが503枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安一服や金軟調が圧迫】 プラチナはドル安一服や金軟調が圧迫要因になった。米国債の利回り上昇が一服し、 ドル高に転じた。一方、主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁は、カナダ・バン フでの会合で、世界経済の「過度の不均衡」に対応すると確約する共同声明を採択し た。対ロシア制裁を強化する可能性も表明した。米上院は、2035年までにガソリン 車の販売を終了するというカリフォルニア州の規制を無効にする決議を行った。カリフ ォルニア州の規制は他の11州も採用しており、米自動車市場の3分の1を占める。 プラチナ先限は4767円まで上昇した。円安が支援要因になった。円相場は1ドル =143円台後半で円安が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1081.93ドルから、ドル安を受 けて堅調となった。 午前11時現在、プラチナは1088.62ドル、パラジウムが1013.05ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1077.06ドル、パラジウムが 1024.52ドル。 MINKABU PRESS
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