プラチナ午前=プラチナは続落、現物安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ドル建て現物相場の下落を受けて
売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて下げ幅を拡大した。パラジウムの商いは
成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが133〜50円安、プラチナミニが
98.5〜22.0円安、プラチナスポットが148円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4352枚、プラチナミニが1137
枚、プラチナスポットが851枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは手じまい売りが圧迫】
 プラチナは手じまい売りが圧迫要因になった。欧州連合(EU)は、トランプ米大統
領がEUとの通商交渉の期限を7月9日まで延長することに同意したことについて、貿
易交渉に「新たな弾み」を与えたと評価した。ただEUの相互に利益のある貿易協定を
求める姿勢と、米国の大幅な譲歩を求める姿勢がどう折り合うかも不明である。複数の
企業幹部は、こうした不確実性により事業計画の策定が困難になっていると指摘した。
 プラチナ先限は4633円まで下落した。ドル建て現物相場の下落と円高が圧迫要因
になった。円相場は1ドル=142円台前半の円高に振れた。植田日銀総裁は、先行き
中心的な見通しが実現していけば、2%の物価安定目標の持続的な達成を確かなものに
するために、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくとの見解
を示した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1081.70ドルから、ドル安
を受けて押し目を買われたが、金軟調に上値を抑えられた。
 午前11時現在、プラチナは1080.00ドル、パラジウムが981.91ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1093.08ドル、パラジウムが
999.90ドル。
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