[今夜の視点]金・銀=米国の対EU関税発動延期が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、トランプ米大統領が欧州連合
(EU)に対する50%の関税発動期限を7月9日まで延長したことが圧迫要因になっ
たが、ドル安が下支えになった。アジア市場では、朝方の3346.55ドルから、ド
ル安となったが、戻りを売られ、3332ドル台まで下落した。午後に入ると、押し目
を買われたが、3347ドル台で戻りを売られると、3318ドル台まで下落した。
 米大統領が欧州連合(EU)に対する50%の関税発動期限を7月9日まで延長し、
手じまい売りが出やすい。ただドル安見通しに変わりはなく、金ETF(上場投信)に
押し目買いが入るかどうかを確認したい。
<今夜の予定>
・米耐久財受注 2025年4月速報値(商務省)
・米ケース・シラー住宅価格指数 2025年3月(S&P)
・米消費者信頼感指数 2025年5月(カンファレンスボード)
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