LME市況=アルミは続伸、銅・ニッケルはドル高から反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物        3カ月物
    アルミ        2,484.21  +   27.31     2,485.00  +   21.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,636.58  -    4.56     9,596.50  -   13.50
    ニッケル      15,214.18  -  191.48    15,409.00  -  185.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は続伸。2465.50ドルで小高く寄り付いた。アジア株安が重石
となって値を落とした後は2460ドルを上値抵抗線とする頭重い値動きがしばらく続
いたが、米国の時間帯を迎えると米トランプ大統領がEUからの輸入品に対する輸入関
税50%までの引き上げをこれまでの6月1日から7月9日に延期すると発表したこと
を受けて急浮上し2488.50ドルの高値をつけた。ドル高が重石となって上げ幅を
縮小したが、プラスサイドは維持して引けた。
 銅3カ月物は反落。9605ドルで小安く開始。アジアの時間帯前半に9630ドル
台まで値を伸ばしたが、アジア株安を受けて軟化。一時は9553.50ドルの安値を
付けた。欧州の時間帯にかけて浮上しながらも再び9600ドルを割り込む頭重い値動
きとなったが、米国の時間帯を迎えるとトランプ大統領によるEUからの輸入関税引き
上げ延期の発表を受けて地合いを引き締めて9640ドルの高値まで浮上。ドル高が強
まると値位置を落として9600ドルを割り込み、マイナスサイドで取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅反落。1万5565ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間
帯は1万5460ドルで下げ渋ったが、欧州の時間帯にこれを割り込み1万5260ド
ルまで下落。米国の時間帯を迎えると他非鉄貴金属が地合いを引き締めるなかこれに追
随して浮上したものの、1万5420ドルが上値抵抗線として意識される頭重い動きと
なり、3ケタの下げ幅を記録して終了。
今日の材料
・27日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は小幅続落、6.15ポイント安の3340.69ポイント。
・欧州株は英独の株価指数が上昇。トランプ米大統領がEUに対する関税期限を延期し
 たことを好感。旅行・娯楽関連やテクノロジー、工業関連銘柄が買われた。一方、
 欧州自動車販売の不振から、自動車株は下落。
・トランプ米大統領はEUに対する関税を6月1日から50%に引き上げる方針を示してい
 たが、7月9日に延期と発表。
・5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数
 結果 98.0 予想 87.1 前回 85.7(86.0から修正)
・ドルは反発。ドル円は1ドル=144円台半ばまで急反発。ユーロドルは23日以来の
 安となる1ユーロ=1.1320ドルまで下落。
・米国株は大幅高。ニューヨークダウは740.58ドル高。ナスダック指数は461.95ポイ
 ント高(2.47%の上昇)
・ニューヨーク貴金属は概ね反落。ニューヨーク原油は下落。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。