[本日の見通し]石油=しっかり、トランプ米大統領は引き続きロシアを非難

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年10月限はしっかり。ただ、夜間取引の値幅を維
持している。
 トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領を連日非難している。トランプ米大統領
がいなかったら、ロシアでもっとひどいことがたくさん起こっていたはずであることい
うことをプーチン大統領は認識していないという。プーチン大統領は火遊びをしている
とも述べた。
 ただ、トランプ米大統領は就任前からウクライナ停戦を掲げていたものの、米国と欧
州連合(EU)の亀裂を背景に停戦は実現せず、ウクライナと米国が資源取引に合意し
ただけで、本当に停戦をまとめる気があったのか不明である。ロシア攻撃を続ける構え
を崩していない欧州と米国が再び歩調を合わせると、ウクライナやロシアを巡る混乱が
再び強まりそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.47ドル高の61.36ドルで推
移。本日これまでのレンジは61.04〜61.36ドル。
 原油10月限の予想レンジは5万5000円から5万6000円、ガソリン先限は
8万3500円から8万4500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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