金・銀市況=金が反発、午後は現物相場の切り返しを受けしっかり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,326    +43    15,439   +53  : 3,305.57   -10.38
銀          151.0    0.0     157.0   0.0  : 3,320.00   + 2.00
プラチナ     4,913    +87     4,712   +38  : 1,080.03   - 0.17
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   976.89   - 4.24
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.27   +1.04  ユーロ・ドル相場   1.1307  -0.0075
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【市況】
 金が反発。トランプ米大統領の不透明な関税政策を背景にドル離れが続くと見られて
いることや、米国がウクライナ支援を強めることによる軍事コスト拡大が金相場への資
金流入を後押し、ドル建て現物相場は底堅く推移が支援材料。円相場が1ドル=144
円台で円安・ドル高基調を維持していることも支援要因。先限は正午前に66円高で堅
調に推移。午後は現物相場の切り返しを受け、一時、上げ幅を拡大。終盤に上げ幅を縮
小も50円超の上げ幅維持でしっかり。
 銀は期中10月限が2円高。それ以外は商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが43〜57円高、ゴールドスポットが52円高、銀
が変わらず〜2.0円高。
 推定出来高は、金が2万3008枚、金ミニが1万0285枚、ゴールドスポットが
1065枚、銀が1枚。
【1万5534円を上抜けると踏み上げ相場の可能性】
 金先限は午後になり、1万5488円まで上げ幅を拡大したが、高値を離れた。抵抗
線の今月26日の高値1万5534円を上抜けることができず、戻り売りで上げ幅を縮
小した。
 今月26日の高値1万5534円を上抜けると買い戻しが増えて、踏み上げ相場にな
る可能性あり。また1万5290円を上回って30日の取引を終えると、月足は3カ月
連続の陽線引けとなる。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場は、ドル高から売り優
勢。ニューヨーク時間の取引開始前に3288ドル台まで下落。ニューヨーク時間もド
ル高が圧迫ながら3288ドル台で買い拾われた。ニューヨーク時間の夕方に3306
ドル台に戻し、その流れをアジア時間は引き継ぎ、ドルの反落から3315ドル台まで
反発。しかしドルの堅調地合いは揺るがず、10時過ぎから下げに転換。正午過ぎに
3292ドル台に軟化そいたが、再浮上し、3300ドル台を回復。
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