プラチナ午前=プラチナはは続伸、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。円安を受けて買い優勢で始まっ
た。その後は、円安やドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となった。パラジウム
の商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが43〜68円高、プラチナミニが
10.5〜62.0円高、プラチナスポットが117円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが7593枚、プラチナミニが675枚、
プラチナスポットが2650枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。米国と欧州連合(EU)の関税
協議を控えてドルが買い戻された。またドイツ自動車大手BMW、メルセデス・ベン
ツ、フォルクスワーゲンが、米国への投資と輸出をてこに関税の緩和を図るべく、米国
側と協議していることが分かった。
 米国際貿易裁判所は、トランプ大統領の世界的な関税措置を巡り、違法だとして阻止
する判断を下した。トランプ米政権は判決に対して控訴すると表明した。金が急落し、
プラチナの圧迫要因になった。
 プラチナ先限は日中取引で4780円まで上昇した。円安が支援要因になった。円相
場は1ドル=146円台前半まで円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の1076.65ドルから、金急落
を受けて1070ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。
 午前11時現在、プラチナは1077.94ドル、パラジウムが973.81ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1080.03ドル、パラジウムが
976.89ドル。
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