●論点解説穀物、作付け作業は順調に進んでいる=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場は改めて値下がりしている。27日引け後に発表された作付け進捗率のデー
タを受けて、トウモロコシと大豆相場は値下がりしている。産地の雨がちの天候で作付
け作業の停滞が警戒されていたが、実際には特段の問題は生じていなかったことが確認
されている。理想的な気象環境ではなかったが、作付け作業を止める程ではなかったこ
とが確認できる。トウモロコシの5月25日時点の作付け進捗率は87%だが、前年同
期の81%、平年の85%を上回っている。また、今期初の作況報告も発表されたが、
「良」以上の比率は68%となっている。昨年の最初の発表は6月2日時点で75%だ
ったため、それと比較すると低めの数値だが、大きな問題は認められていない。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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