金・銀市況=金は小反落、期先は終盤に小幅高も買い続かず小幅安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,304    -22    15,419   -20  : 3,272.15   -33.42
銀          151.0    0.0     158.0  +1.0  : 3,321.00   + 1.00
プラチナ     4,950    +37     4,796   +84  : 1,076.11   - 3.92
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   972.33   - 4.56
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.57   +1.30  ユーロ・ドル相場   1.1269  -0.0038
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【市況】
 金が小反落。ドル建て現物相場の急落を受けて売り優勢で始まった。円安やドル建て
現物相場の下げ一服が下支えになったが、戻りは売られた。先限は正午前に8円安で推
移。午後になり、前日の終値を挟んでの小幅なもみあい後、終盤に小幅高に浮上。ドル
建て現物相場の下値堅さと円相場が1ドル145円台の円安が支援材料。しかし引けに
かけて買いは続かず、小幅安となった。
 銀は先限と期中10月限が買い優勢。その他の限月の商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが23〜2円安、ゴールドスポットが52円安、銀が
変わらず〜2.0円高。
 推定出来高は、金が2万7449枚、金ミニが1万3241枚、ゴールドスポットが
1444枚、銀が4枚。
【NY金は押し目底を模索】
 金先限は午前中に1万5348円まで軟化。前日の安値1万5342円が支持線にな
り、下値を切り上げ、終盤に1万5470円まで小高くなる場面があった。小高い状態
は維持できず、引けにかけてもジリ安となった。
 ニューヨーク金時間外取引は続落し、押し目底を模索。日本時間の午前3時に今月
6、7日に開催された米連邦公開市場(FOMC)の議事録が公開された。改めて米連
邦準備理事会(FRB)の米利下げに対しての慎重姿勢が裏付けられた。
 29日のアジア時間のドルは米国際貿易裁判所がトランプ大統領の関税措置を違法と
の判断したことも加わり、ドル対ユーロ、対円とも上昇し、金相場には逆風となった。
ただし対ユーロで午後3時前から急落となり、金相場の上昇につながった。
 金ドル建て現物相場は一時3270ドル割れ。14日間の相対力指数は(RSI)は
場中、強気相場と弱気相場の分岐点の50割れを試すまで低下。今夜は第1四半期の米
国内総生産(GDP)改定値など、複数の米経済指標の発表があり、要注意日。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場は、関税協議に対する楽
観的な見方やドル高を受けて売り優勢となった。アジア市場では、米国際貿易裁判所が
トランプ大統領の関税措置を違法だとして阻止する判断を下したことから、売り優勢と
なり、3246ドル台まで下落した。午前11時前から戻り歩調となり、午後1時前に
3278ドル台まで反発した。その後、反落したが、3266ドル台で買い拾われ、ユ
ーロ高/ドル安に支援され、3270ドルに再浮上。午後4時過ぎに3277ドル台ま
で上昇。
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