石油午前=大幅安、トランプ関税を巡る裁判所の判断で期待が失望に変わる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅安。米高裁がトランプ関税の当面の効力を認め、国際貿易裁判
所の関税違法判断を一時的に差し止めたことが背景。トランプ米政権の関税政策を背景
とした景気懸念が後退していたものの、昨日とは一転して失望が強まっている。円相場
が1ドル=143円後半で円高・ドル安推移していることも重し。時間外取引でニュー
ヨーク原油は軟調。
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は下げ幅を拡大。夜間取引の安値を下回
り、5万4200円まで下げた。
 午前10時51分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
3300〜330円安。
 午前10時51分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1155枚。
【70〜75ドルを超える原油価格が適切】
 カザフスタンのエネルギー相であるエルラン・アッケンジェノフ氏は、1バレル=
70〜75ドルを超える原油価格がすべての国にとって適切である可能性が高いと述べ
た。生産枠を遵守しないことで、石油輸出国機構(OPEC)プラスからカザフスタン
は批判されているものの、真に受けている様子は見られない。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比0.35ドル安の60.59ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは60.50〜60.97ドル。
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