金・銀市況=金は続落、円高や現物軟調で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,253    -51    15,350   -69  : 3,295.94   +23.79
銀          151.0    0.0     157.0  -1.0  : 3,309.00   -12.00
プラチナ     4,921    -29     4,745   -51  : 1,072.26    -3.85
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   968.35    -3.98
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.80   -1.77  ユーロ・ドル相場   1.1346  +0.0077
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【市況】
 金が続落。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円高やドル建て現物相
場の軟調に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の下落を受けて一段安
となったのち、下げ一服となったが、戻りは売られた。銀の商いは成立せず、先限が帳
入値で下落した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが75〜51円安、ゴールドスポットが63円安、銀
が1.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万3165枚、金ミニが1万0235枚、ゴールドスポットが
1385枚、銀が0枚。
【金はドル安一服で手じまい売り】
金先限は1万5325円まで下落した。円高やドル建て現物相場の軟調が圧迫要因に
なった。円相場は1ドル=143円台半ばで円高が一服した。5月の東京都のコア消費
者物価指数(CPI)が2023年1月以来の高水準となった。
 トランプ米政権は150日間にわたり最大15%の関税を適用できる文言を含む現行
法に基づき、世界の大半の国に暫定的に関税を課すことを検討している。ベセント米財
務長官は、中国との貿易交渉は「やや行き詰まっている」と述べた。米国と欧州連合
(EU)の関税協議が開始され、日米の関税協議も予定されているが、これまでに合意
に達したのは英国だけである。一方、米連邦巡回控訴裁判所(高裁)は、トランプ大統
領の広範な関税の大部分を差し止めた国際貿易裁判所の判断を一時停止し、関税措置を
復活させる判断を下した。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、ドル高一服や米国債の利回り
低下を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3316.02ドルから、ド
ル安一服を受けて売り優勢となった。午後に入ると、3291ドル台まで下落したの
ち、下げ一服となったが、戻りは売られた。
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