プラチナ午前=プラチナは続落、NY安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りを売られたことや円高を受けて軟調と
なった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが136〜104円安、プラチナミニ
が113.5円安〜4.5円高、プラチナスポットが162円安、パラジウムが出来
ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが8709枚、プラチナミニが591枚、
プラチナスポットが2390枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは金軟調につれ安】
 プラチナは調整局面を継続するなか、金軟調につれ安となった。米中の対立に対する
懸念も下げ要因である。トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席と会談するとの見
通しも示しており、協議の行方を確認したい。また米大統領は30日、ペンシルベニア
州ピッツバーグ郊外の製鉄所で、輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を2倍
の50%に引き上げる計画を表明した。
 プラチナ先限は4634円まで下落した。ニューヨーク安や円高が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=143円台前半の円高に振れた。米連邦準備理事会(FRB)の
ウォーラー理事は、トランプ政権の関税政策により一時的に物価圧力が高まる可能性が
あるものの、年内に追加利下げを行う可能性はなおあるとの認識を示した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1061.10ドルから、戻りを売ら
れた。
 午前11時現在、プラチナは1051.09ドル、パラジウムが967.14ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1072.26ドル、パラジウムが
968.35ドル。
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