●論点解説ゴム、中国自動車市場の混乱続くか否か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は300円の節目を割り込んだ。引き続き中国自動車市場の減速懸念が強
い。BYDが値下げ競争を仕掛け、他メーカーも対応を迫られている。中国当局、業界
段階は、値下げ競争によって中国自動車メーカーの開発力が低下するリスクなどに懸念
を表明しているが、市場環境の早期正常化が可能かは不透明感が強い。当局の監督強化
を受けて、BYDなどが値下げを撤回すると、ゴム相場の急落も一服する可能性があ
る。しかし、5月のBYD販売台数は値下げによって大きく上振れした模様であり、こ
のまま予定通りに6月末まで値下げ競争が続くと、中国自動車メーカーと株価急落と連
動して、ゴム相場も上値の重い展開が続きやすい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。