プラチナ市況=プラチナは続落、NY安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,355   +102    15,483  +133  : 3,343.52   +47.58
銀          151.0    0.0     157.0   0.0  : 3,321.00   +12.00
プラチナ     4,761   -160     4,650   -95  : 1,054.53   -17.73
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   970.93    +2.58
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.14   -0.66  ユーロ・ドル相場   1.1404  +0.0058
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まったのち、ドル建て現物相場の戻りを売られたことや円高を受けて軟調となっ
た。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになったが、円高を受けて戻
りを売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが160〜95円安、プラチナスポットが1
36円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1138枚、プラチナミニが872枚、プラチナスポ
ットが3812枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは貿易戦争に対する懸念や株安が圧迫】
 プラチナ先限は4634円まで下落した。ニューヨーク安や円高が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=143円台前半の円高に振れた。米連邦準備理事会(FRB)の
ウォーラー理事は、トランプ政権の関税政策により一時的に物価圧力が高まる可能性が
あるものの、年内に追加利下げを行う可能性はなおあるとの認識を示した。
 トランプ米大統領は30日、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外の製鉄所で、輸入さ
れる鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を2倍の50%に引き上げる計画を表明した。
6月4日から実施されるという。欧州委員会は31日、米大統領が打ち出した輸入鉄鋼
とアルミニウムへの関税倍増計画に対して、報復する用意があると強調した。一方、ベ
セント米財務長官は1日、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が近く電話会談を行
い、重要鉱物資源を巡る意見対立を含めた貿易問題での具体的な解決策を打ち出すとの
見通しを示した。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1061.10ドルから、戻りを売ら
れた。午後に入ると、金の押し目を買われたことを受けて1047ドル台で下げ一服と
なった。
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