シカゴ大豆市況=軒並み続落、米中関係悪化懸念や米生育順調で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/07   1,042.25    1,042.75    1,032.50    1,033.50     - 8.25
   2025/08   1,038.00    1,038.00    1,026.50    1,027.25     - 9.50
   2025/09   1,019.00    1,019.25    1,006.75    1,007.75     -10.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       152,479       197,731        871,376   (-  837)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(5月29日までの週)
 大 豆:26万8343トン(前週改定値:20万0022トン)
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米農務省発表の週間大豆作付け進度報告(6月1日までの週)
 大 豆:作付け:84%(前週76%、前年77%、平年80%)
     発 芽:63%(前週50%、前年53%、平年57%)
     「良」以上:66%(前週 — 、 前年 —)
     「劣」以下: 5%(前週 — 、 前年 —)
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*米気象庁発表の6−10日予報(6月8日−6月12日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を上回る。
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 大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は10.25〜3.00セント安。中心限月の
7月限は8.25セント安の1033.50セント。

 米トランプ大統領が先週金曜日に中国が米国との暫定貿易協定に違反していると非難
したのに対し中国が反発したことを受けて米中貿易協議の悪化懸念が強まり、米国にと
って最大の輸出相手先国である中国への輸出不安が高まったことで売り優勢となった。
また、米産地での順調な作付及び生育も弱材料視された。

 期近7月限は1042.25セントで取引を開始した後に軟化し1030セント台前
半を記録。シカゴの時間帯には1042.75セントの高値に達する場面も見られたが
騰勢は続かずすぐに1040セントを割り込み、1032.50セントの安値を付け
た。その後は1037セントを上値抵抗線とする安もみとなり、軟調な足取りのまま引
けを迎えた。
 米農務省(USDA)発表の5月29日までの大豆の週間輸出検証高は26万
8343トンと、前週改定値の20万0022トンを下回った。累計輸出検証高は
4460万8089トンと、前年同時期の4030万9329トンを約11%上回って
いる。

 USDA発表によると、6月1日時点の米大豆作付進捗率は84%で、前年の
77%、平年の80%をともに上回った。また、発芽率は63%で、前年の53%、
平年の57%を上回った。一方の作柄のうち良以上は67%、劣以下は5%だった。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトではカナダの火災の影響でミネソタ州およびその周辺地域ではかすみが
発生。コーンベルト西部では気温が上昇しミシシッピーバレー以南では最高気温は
32℃まで上昇しているが、現在は寒冷前線が接近中。一方のコーンベルト東部は低温
となっている。
 現在プレーンズ北部では寒冷前線がゆっくりと通過中だが、この寒冷前線は散発的な
雨または雷雨を伴いながら南東部に向かっている。週半ばにはこの寒冷前線は南西部か
ら五大湖周辺に広がる見込み。一方、ロッキー山脈中部およびプレーンズから中西部に
かけての地域では週半ばから後半にかけて低気圧が広がるだろう。また、カナダの火災
による影響も風が次第に弱まるに伴い低下する見込み。
 6〜10日間予報に関しては、6月7〜11日間は全国的に気温は平年並〜平年を上
回るが、プレーンズ中部からコーンベルト西部にかけては平年以下となるもよう。一方
の雨量はほぼ全国的に平年並〜平年を上回るだろう。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは、週末はカナダの火災の影響でかなり霞んだ状態だったが、状況は次
第に改善。プレーンズ北部では寒冷前線の影響で散発的な降雨が発生し気温は低下して
いる。プレーンズ中部および南部では気温が上昇するなか降雨は発生しておらず、穀物
の成熟や生育が順調に進行。
 米国南部では降雨はフロリダ半島に限られているが、乾燥に見舞われていた同半島に
とっては慈雨となっている。その他の地域では降雨の発生は無い中、気温は上昇し、農
作業や穀物の生育が進行している。
 大豆製品は、大豆油、大豆粕ともに軟調。大豆の下落が弱材料視されて売り優勢とな
った。
 大豆粕7月限は前日比2.40ドル安の293.90ドル。
今日の材料
・コーンベルトではカナダの火災の影響でミネソタ州およびその周辺地域ではかすみ
 が発生。
・コーンベルト西部では気温が上昇しミシシッピーバレー以南では最高気温は32℃
 まで上昇。
・コーンベルト東部は低温。
・5月29日までの大豆の週間輸出検証高は26万8343トンと、前週改定値の
 20万0022トンを下回る。
・6月1日時点の米大豆作付進捗率は84%で、前年の77%、平年の80%を
 ともに上回る。
・6月1日時点の大豆発芽率は63%で、前年の53%、平年の57%を上回る。

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