プラチナ市況=プラチナが反発、期近ほど上げが大きく逆ザヤが再拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,455   +100    15,539  + 56  : 3,358.15   +14.63
銀          156.0   +5.0     157.0   0.0  : 3,419.00   +98.00
プラチナ     4,854   + 93     4,680   +30  : 1,067.75   +13.22
パラジウム   4,600   -100     4,600  -100  :   993.00   +22.07
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.97   -0.17  ユーロ・ドル相場   1.1422  +0.0018
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場が上げ一服となったが、円高一服を受けて堅
調に推移。先限は正午前に44円高。午後になり、金の上げ幅を縮小で上値は重く推移
も堅調に推移。期近ほど上げ幅が大きく、再度、逆ザヤが拡大。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は下落。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが30〜93円高、プラチナスポットが84
円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが9959枚、プラチナミニが757枚、プラチナスポット
が1352枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は4700円超えが出来ずも堅調に推移】
 プラチナ先限は夜間取引の前半に4601円まで下落し、5月26日の安値4600
円とほぼ顔合わせした。しかし4600円割れはなく、夜間取引の中盤に戻り歩調とな
り、プラスサイドに浮上した。夜間取引の後半は前日の終値を挟んでもみ合い。日中取
引は地合いを引き締め、4699円まで上昇した。4700円超えが出来ず、後半に上
げ幅を縮小も堅調に推移した。。
 場中に5月の中国の財新・製造業PMI(購買担当者景気指数)が48.3と発表さ
れた。事前予想の50.7、前月の50.4を下回った。好況と不況の分岐点とされる
50割れ。ただ3連休明けの中国株式市場で上海総合指数は上昇。アジア時間のプラチ
ナのドル建て現物相場は1060ドル台で堅調に推移。財新のPMIが50割れとなっ
たことはさほど弱材料視されていないが、欧米時間の反応には注意したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の1067.79ドルから、ド
ル安一服を受けて売り優勢となった。1061ドル台で三度、買い支えられ、午後にな
り、1068ドル台まで上昇。ただ午後4時過ぎから反落となり、1059ドル台まで
急落。欧州時間で買いが喚起されるかに注目場面。
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