国内市場は上昇へ。2025年10月限で1000〜1300円高程度を想定する。 海外原油が続伸したことや円安が国内市場を押し上げるだろう。円相場は1ドル= 144円ちょうど付近で推移。 ロシアやイランを巡る警戒感が高まりつつあるようで、相場をやや刺激している。ロ シアが軍事的に衝突しているのはウクライナではなく、その背後にいる北大西洋条約機 構(NATO)で、武力衝突が広がりをみせるようだとロシアの石油供給が脅かされる だろう。イランと米国の核開発協議も同様であり、米国と固い絆で結ばれているイスラ エルが納得するような合意が形成されなければ戦争が始まり、イランだけでなく中東の 石油供給が下振れする可能性がある。核開発協議に合わせて、イランが米国にパレスチ ナ自治区ガザの永久停戦要求を突きつけるなら、協議はさらに混乱するだろう。 ただ、背景は不明だが、近年の原油相場は供給下振れリスクを驚くほど織り込もうと しない。この傾向が続くならば、今週にかけての強含みも早々に息切れすると思われ る。 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.01ドル高の63.42ドルで推 移。本日これまでのレンジは63.31〜63.42ドル。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】10:30 国内総生産 2025年1-3月期(連邦統計局) ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年5月確報(Markit) 【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2025年5月確報(Markit) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】21:15 雇用統計 2025年5月(ADP) 【経済】23:00 非製造業景況指数 2025年5月(ISM) 【経済】6/5 03:00 地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】22:45 政策金利発表(カナダ銀行) MINKABU PRESS
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