金・銀市況=金が続伸、上げ幅を縮小も先限を含む4本が3ケタ高で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,541   + 86    15,643  +104  : 3,357.77   - 0.38
銀          157.0   +1.0     157.0   0.0  : 3,446.00   +27.00
プラチナ     4,932   + 78     4,763   +83  : 1,080.64   +12.89
パラジウム   4,600      0     4,600     0  : 1,003.83   +10.88
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.92   +0.95  ユーロ・ドル相場   1.1374  -0.0048
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【市況】
 金は続伸。円安を受けて買い優勢で始まった。その後は上げ一服となったが、円安や
ドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて堅調に推移。先限は正午前に130
円超の上昇で推移。午後はドル建て現物相場の軟化から上げ幅を縮小したが、終盤にド
ル建て現物相場が下値切り上げで堅調に推移。先限を含む4本が3ケタ高で引けた。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は6月当限が1円高。その他は変わらず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが86〜108円高、ゴールドスポットが110円
高、銀が変わらず〜1.0円高。
 推定出来高は、金が2万1780枚、金ミニが9881枚、ゴールドスポットが
1197枚、銀が0枚。
【金先限は1万5700円超えなら買い戻し増で上場来高値を目指す】
 金先限は夜間取引から続伸。日中取引で上げ幅を拡大し、午前中に1万5690円の
高値をつけた。1万5700円超えとなると、買い戻しが増え、5月8日につけた上場
来高値1万5843円を目指す動きとなる可能性あり。5月半ばの調整安を経て、5月
後半から出直った。過去2日間、取組高が減少するなか、堅調に推移。買い戻し主導の
上昇もよう。
 6日に発表される5月の米雇用統計がカギだ。4月の米JOLTS求人件数が予想外
に増加。トランプ関税の影響が出るのは夏以降との指摘もある。米労働市場が頑強なら
ドル高要因になり、金にとって逆風になる、今夜は民間会社のADPが発表する5月の
米雇用統計の発表がある。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場は、ドル高や米JOLT
S求人件数が予想外に増加したことを受けて売り優勢となった。アジア市場では、トラ
ンプ米大統領が、鉄鋼・アルミニウム関税を25%から50%に正式に引き上げる大統
領令に署名したことを受けて押し目を買われた。午前11時過ぎに3372ドル台に上
昇したが、正午過ぎから急速に地合いを緩め、午後2時半過ぎに3349ドル台まで下
落。3350ドル水準では押し目買いで3357ドル台まで戻している。ユーロ高に連
動。
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