LME市況=アルミはドル安で反発、銅・ニッケルは米経済不安が強まり下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,475.49  +   15.58     2,483.50  +   19.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,669.98  -   16.33     9,621.50  -   12.50
    ニッケル      15,206.47  -   30.95    15,395.00  -   43.00
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 アルミ3カ月物は反発。2470.50ドルで堅調で取引を開始。アジア株高に支え
られて2470ドルを下値支持線として高下した後は、欧州株高が手掛かりとなり、
2492.50ドルまで上昇。高値を離れた後も2476ドルを支持線にしての底堅い
動きを維持。弱気な米経済指標が上値抑制要因になる一方、ドル安に下値を支えられ、
プラスサイドを維持して終えた。
 銅3カ月物は反落。9631.50ドルで小安く取引を開始した。アジア株高を受け
て9650ドル台後半まで値を伸ばし、その後も欧州の時間帯にかけて一段高となり、
9675ドルの高値に達したものの、5月の米ADP雇用者数、5月の米非製造業総合
指数が共に弱気な内容となって米経済不安が強まるなかリスク回避の動きが見られた。
一時は9603.50ドルまで値を落としたところで買い戻されたが、9645ドルが
上値抵抗線として意識され、小幅安でもみあいで、軟調で終了。
 ニッケル3カ月物は続落。続落後の買い戻しが先行し1万5450ドルで堅調で取引
を開始。その後もアジア株高を手掛かりにして浮上し1万5535ドルの高値に達した
ものの、欧州の時間帯以降は軟化に転じ、引け間際に1万5330ドルの安値を付け、
戻りは限られ、小幅安で引けた。
今日の材料
・4日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、14.23ポイント高の3376.20ポイント。
・欧州株は上昇。英FTは医療と資源関連株のが上昇に支えられた。独DAXは新ドイツ
 政 府の法人税減税期待から買い注文が優勢となった。半導体メーカーのインフィニ
 オンが上昇。石油会社のBPが売られた。
・5月の米ADP雇用者数
 結果 3.7万人 予想 11.2万人 前回 6.0万人(6.2万人から修正)(前月比)
・5月の米ISM非製造業景気指数 結果 49.9 予想 52.0 前回 51.6
・ドルは反落。ドル円は1ドル=142円台半ばまで反落。ユーロドルは1ユーロ
 =1.1434ドルで上げつかえ、前日の高値1.1454ドルに届かずも堅調に推移。
・米国株はニューヨークダウが91.90ドル安で反落。ナスダック指数は61.53ポイント
 高(0.32%高)。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き上昇。ニューヨーク原油は反落。
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