−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/07 438.50 442.75 433.25 439.50 + 0.75 2025/09 427.50 432.50 426.00 431.50 + 3.50 2025/12 443.50 449.00 443.25 448.25 + 4.50 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 512,974 448,454 1,667,617 ( - 1,533) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(5月29日までの週) コーン:110万2400トン(事前予想レンジ:90万〜170万トン) 小 麦: 39万5800トン(事前予想レンジ:20万〜 60万トン) *米気象庁発表の6−10日予報(6月11日−6月15日) コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る。 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは概ね続伸。終値の前営業日比は出来高の薄い先限が1.00セント安。それ 以外は0.75〜4.50セント高。中心限月の7月限は0.75セント高の439. 50セント。 米産地での順調な生育や潤沢な土壌水分を受けて夏場の高温乾燥に対する懸念が後退 するなか、7月限は一時、直近の安値を更新する場面が見られた。しかし、大豆の堅調 な足取りや強気な米輸出が手掛かりとなって買い戻され、総じて買い優勢となった。 7月限は438.50セントで取引を開始。その後はしばらく440セント前後で もちあい、欧州の時間帯に442セント台まで浮上し、しばらくもちあった後、米国の 時間帯を迎えると442.75セントの高値を付けたが、その直後に急速に軟化。一時 は433.25セントと一代の安値を付けた。安値を離れた後は440セント前後まで 再浮上し、辛うじてプラスサイドで取引を終了。 米農務省(USDA)が発表した5月29日までのコーン週間純輸出成約高は110 万2400トンで前週の94万7700トンを上回った。 今年度の累計純輸出成約高は6419万5800トンと、前年同期の5008万 7400トンをおよそ27%上回っている。 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。 コーンベルトでは、カナダの火災の影響でシカゴを含む五大湖周辺では霞が発生。 一方、中西部の降雨は東に移動し五大湖周辺南部からオハイオバレーにかけて降雨が発 生。その他の地域では降雨は発生しておらず、コーンや大豆に関する農作業が進行。 五大湖周辺地域からテキサス州にかけて寒冷前線がゆっくりと移動しており、これに よりオクラホマ州、カンザス州南部、テキサス州北部などでは今後5日間で25〜 100ミリの雨量を伴う降雨が発生するだろう。対照的にプレーンズ北部、中西部の多 くの地域では今後5日間はまとまった雨量を伴う降雨は発生しない見込み。 6〜10日間予報では、6月10〜14日にかけて、ほとんどの地域で雨量は平年並 〜平年を上回るが、五大湖周辺南部など一部地域では雨量は平年を下回るだろう。一方 の気温はプレーンズ南部からオハイオバレー南部にかけてて平年を下回る見込み。 シカゴ小麦は小幅続伸。前日の堅調地合いを引き継いで小高く取引を開始した後も、 大豆やコーンの堅調な足取りが手掛かりとなって買い優勢で運ばれた。7月限は6月 2日以来の水準まで浮上。ただ、米産地の降雨が重石となって上げ幅を縮小して終え た。 中心限月の7月限は前日比2.25セント高の545.50セント。 *米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。 プレーンズでは、気温が低下するなか散発的な降雨が発生しており、農作業のペース は鈍化しているものの、夏穀物にとっては慈雨となっている。カンザス州以北では5日 の最高気温は22℃以下に留まっている。 米国南部では大西洋南部では降雨により農作業のペースが鈍化しているが、土壌水分 改善を促す慈雨となっている。 今日の材料 ・中西部の降雨は東に移動し五大湖周辺南部からオハイオバレーにかけて降雨が 発生。 ・プレーンズ北部、中西部の多くの地域では今後5日間はまとまった雨量を伴う降雨 は発生しない見込み。 ・プレーンズでは、気温が低下するなか散発的な降雨が発生しており、農作業の ペースは鈍化しているものの、夏穀物にとっては慈雨。 ・5月29日までのコーン週間純輸出成約高は110万2400トンで前週の94万 7700トンを上回る。 MINKABU PRESS
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