LME市況=アルミは反落、銅・ニッケルは米中電話協議が買いを支援し反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,470.29  -    5.20     2,478.00  -    5.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,832.65  +  162.67     9,739.50  +  118.00
    ニッケル      15,341.40  +  134.93    15,523.00  +  128.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2485ドルで小高く取引を開始した後も値を伸ばして
2493ドルの高値を付ける場面が見られた。その後は軟化し、2471ドルの安値ま
で値を落とした。欧州の利下げと英独の株高から再浮上し、2490ドルに達したが、
戻り待ちの売りを受けて値を落とした。米国の時間帯に米中電話会談を受けて浮上する
場面があったが、米トランプ政権による関税引き上げとこれを受けた需要停滞が警戒さ
れて引けにかけて、値を落としマイナスサイドに転じて終了。
 銅3カ月物は大幅反発。9635ドルで堅調で取引を開始しながらもアジアの時間帯
を終えるまで9660ドルを上値抵抗線とする頭重い動きとなるなか、9621ドルの
安値を付けた。欧州時間は欧州中央銀行(ECB)理事会による利下げと、英独株高が
買い支援要因となって値位置を切り上げた。その後もトランプ米大統領と中国の習近平
国家主席との電話会談を受けて米中貿易協議の開催期待が高まったことで今年3月31
日以来の高値となる9809.50ドルまで値を伸ばした。高値では転売が見られて値
位置を落としたが、3ケタの上げ幅を維持して終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅反発。1万5365ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間
帯は上値が重いなか1万5345ドルの安値を付ける場面も見られたが、欧州の時間帯
には銅に追随高。終盤にはさらに値位置を切り上げて1万5500ドルが下値支持線と
する高もみとなり、一時1万5560ドルの高値を付けた後、高値圏で引けを迎えた。
今日の材料
・5日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、7.90ポイント高の3384.10ポイント。
・欧州株は英独の株価指数が上昇。仏株価指数は下落。
・新規失業保険申請件数
 結果 24.7万件 予想 23.4万件 前回 23.9万件(24.0万件から修正)
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=144円に接近するまで反発。143.50円台でニュ
 ーヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは上昇。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1495ドルまで上昇し、4月22日以来の高値をつけた。高値を離れたが堅調に引
 けた。
・米国株は下落。ニューヨークダウが108ドル安。ナスダック指数は162.04ポイント
 安(0.83%の低下)。
・ニューヨーク貴金属は金が反落、他3品は上昇。ニューヨーク原油は反発。
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