−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,375.1 -24.1 シカゴ大豆 2025/ 7 1,051.75 + 6.75 NY銀 2025/ 7 3,580.5 +115.7 シカゴコーン 2025/ 7 439.50 + 0.75 NYプラ 2025/ 7 1,136.5 +46.5 NY原油 2025/ 7 63.37 + 0.52 NYパラ 2025/ 6 1,010.40 +2.60 ドル・円 143.58 + 0.74 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は143円台後半に反発 NY為替市場、ドル円は再び上値追いの動きを見せ、144円付近まで上昇。米中首 脳が電話会談を行ったが、それについてのトランプ大統領の発言に反応した。トランプ 大統領は、両国の代表団がまもなく協議開始で合意したことを明らかにした上で、問題 となっていたレアアースの製品を巡って「中国との間でもう疑問ない」と述べたことに 市場は反応していた。米中協議の進展を期待させる発言でもあったことから、市場もひ とまずポジティブに反応している模様。 ただ、トランプ関税に米財政への不透明感が重なり、ドル離れの議論は7月以降の下 半期も継続との見方は根強い。米経済の強さにも疑問が生じ始めている中、G10通貨 の中でも円は資産配分戦略における勝者となる可能性があるとの指摘も聞かれる。 過去10年との比較であれば好転を見せている日本の景気サイクル、正常化しつつあ る日銀の金融政策、そして安定した制度基盤に支えられ、円の魅力は高まっているとい う。守りを重視したポジショニングが円に対する強気な見方を後押しし、割安さや歴史 的に低水準にある点も追い風だと述べている。 ◎NY貴金属=金が反落、ドル安一服で利食い売り ニューヨーク金は反落、銀は続伸。 金8月限は反落。時間外取引では、ドル安一服を受けて戻りを売られた。欧州時間に 入ると、欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しやドル安を受けて押し目を買われた。 日中取引では、米新規失業保険申請件数の増加などを受けて買い優勢となったが、利食 い売りが出ると、上げ一服となった。 銀7月限はドル安を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、ドル安が一服したが、押し目は買われた。 欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、欧州中央銀行(ECB) の利下げや米新規失業保険申請件数の増加を受けて買い優勢となった。 パラジウム9月限はドル安を受けて買い優勢となったが、株安を受けて上げ一服とな った。 ◎LME=アルミは反落、銅・ニッケルは米中電話協議が買いを支援し反発 アルミ3カ月物は小反落。2485ドルで小高く取引を開始した後も値を伸ばして 2493ドルの高値を付ける場面が見られた。その後は軟化し、2471ドルの安値ま で値を落とした。欧州の利下げと英独の株高から再浮上し、2490ドルに達したが、 戻り待ちの売りを受けて値を落とした。米国の時間帯に米中電話会談を受けて浮上する 場面があったが、米トランプ政権による関税引き上げとこれを受けた需要停滞が警戒さ れて引けにかけて、値を落としマイナスサイドに転じて終了。 銅3カ月物は大幅反発。9635ドルで堅調で取引を開始しながらもアジアの時間帯 を終えるまで9660ドルを上値抵抗線とする頭重い動きとなるなか、9621ドルの 安値を付けた。欧州時間は欧州中央銀行(ECB)理事会による利下げと、英独株高が 買い支援要因となって値位置を切り上げた。その後もトランプ米大統領と中国の習近平 国家主席との電話会談を受けて米中貿易協議の開催期待が高まったことで今年3月31 日以来の高値となる9809.50ドルまで値を伸ばした。高値では転売が見られて値 位置を落としたが、3ケタの上げ幅を維持して終えた。 ◎NY原油=反発、米中首脳会談の実施を好感 ニューヨーク原油の期近は反発。 中国の習近平主席とトランプ米大統領が電話会談し、貿易戦争の一時停戦期間中に両 国が合意に達すると期待されたことが相場を押し上げた。ベッセント米財務長官などを 中心とした通商交渉団が中国側と近く会談する見通し。中国の新華社通信によると、今 回の電話会談は米国側の要請で行われた。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続伸、米中電話会談を受け貿易摩擦懸念が後退 大豆は揃って続伸。 トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が電話会談を行い貿易協議の早期開催につ いて話し合ったことを受けて米中貿易摩擦の激化懸念が後退し買い優勢で運ばれた。た だ、米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高は前週に続いて20万トンを割り込 み、低調であり、米産地の生育も順調なため、上げ幅は限られた。 コーンは概ね続伸。 米産地での順調な生育や潤沢な土壌水分を受けて夏場の高温乾燥に対する懸念が後退 するなか、7月限は一時、直近の安値を更新する場面が見られた。しかし、大豆の堅調 な足取りや強気な米輸出が手掛かりとなって買い戻され、総じて買い優勢となった。 MINKABU PRESS
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