●短期見通し穀物、作付け期終了で下げ一服=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、作付け期を無難に消化したことで急落していたが、下げ一服感も浮
上している。作付け期の天候相場型の売りが一巡したことで、様子見に転じつつある。
次は受粉期の天候をみて、一段安を試すのか、下げ一服感が広がるのかが打診される。
足元では産地の気温上昇、乾燥傾向に対する懸念がやや強くなっているが、上昇の有無
は受粉期まで先送りされよう。
 大豆は、作付けが順調に終了しつつありあり、下げ一服となりつつある。ただし、供
給環境は安定している。また、米中の関税引き下げ合意でも、実際に中国が米国産大豆
の大量調達に踏み切る可能性は低いとみられる。受粉期にかけては持高修正を消化しつ
つ、1000セント台前半への定着を打診する見通し。受粉期の天候リスク織り込みが
みられると、改めて下値が固まるが、6月上旬段階では天候リスクの織り込みは求めら
れない可能性が高い。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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