−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,354.9 + 8.3 シカゴ大豆 2025/ 7 1,056.00 -1.25 NY銀 2025/ 7 3,679.6 +65.7 シカゴコーン 2025/ 7 433.50 -9.00 NYプラ 2025/ 7 1,214.5 +46.4 NY原油 2025/ 7 65.29 +0.71 NYパラ 2025/ 9 1,094.20 +29.70 ドル・円 144.57 -0.24 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は145円が抵抗線となり、小反落 NY為替市場、ドル円はロンドン時間には143円台に下落する場面が見られたもの の、NY時間にかけて買い戻しが見られ、一時144円台後半まで回復。下値はしっか りとしており、143円台に入ると押し目買いも控えている模様。 ドル円は先週から方向感が無くなっているが、先週の米雇用統計を受けた動きを見た 限りにおいては、ドル安にも一服感が出ているようだ。米財政問題もあり、長期的には ドル離れを指摘する向きは多いが、短期的には関税への懸念も一服する中、ドルは買い 戻されるとの見方も少なくない。ドル円ももう一段の上値を試しそうな気配が出ている が、まずは145円を完全に突破できるか注目される。 9日はロンドンで米中協議が再開され、ベッセント財務長官やラトニック商務長官、 グリアUSTR代表らが、中国のカウンターパートと協議を行っていた。明日10日も 継続協議となったようだが、米国側は、中国からレアアース輸出規制緩和の確約が得ら れれば、対中輸出規制の解除に前向きな姿勢を示唆している。 ◎NY貴金属=軒並み上昇、ドル安再開が支援 ニューヨーク金は反発、銀は続伸。 金8月限は反発。時間外取引では、米中の通商協議を控えて売り優勢となったが、売 り一巡後は下げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安一服に上値を抑えられた。日 中取引では、ドル安再開を受けて押し目を買われた。 銀7月限はドル安再開や金堅調を受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、米中の通商協議に対する期待感などを受け て買い優勢となると、テクニカル要因の買いを巻き込んで急伸し、一代高値を更新し た。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取引では、ドル安再開 や金堅調を受けて押し目を買われた。 パラジウム9月限はドル安再開や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=アルミ・銅は米中通商協議期待から反発、ニッケルは続落 アルミ3カ月物は反発。2477ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯は上値の 重い動きとなり、一時2445ドルの安値まで値を落としたが、9日に開催の米中間の 閣僚級貿易協議に対する期待感から欧州の時間帯を迎えると地合いを引き締め、終盤に かけて上値を探る動きとなった。引け間際に2484ドルの高値に達した後、高値に近 い水準を維持して終了。 銅3カ月物は大幅反発。9748ドルで堅調で取引を開始。アジア時間は9710ド ルに達すると売り直される頭重い足取りとなったが、9日にロンドンで米中の閣僚級に よる貿易協議が開催されていることを受け、米中貿易摩擦後退への期待感が高まり、欧 州の時間帯にはさらに浮上。米国の時間帯を迎えても騰勢を維持し、一時は9805. 50ドルと今月5日以来の高水準に達した。9800ドルは維持できなかったが、3ケ タの上げ幅を記録して終えた。 ◎NY原油=続伸、米中貿易交渉の進展を期待 ニューヨーク原油の期近は続伸。 9日に米国と中国がロンドンで貿易交渉を実施し、関税戦争の一時休戦期間中に合意 がまとまると期待されていることが相場を押し上げた。今回の焦点は中国によるレアア ースの輸出規制で、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は中国との協議が順調な ら米国も輸出規制を解除すると述べている。米中通商協議は10日も継続して行われる 見通し。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は小幅反落、コーンは生育進行観測・小麦安で反落 大豆は揃って小幅反落。 米産地での好天を受けた生育進展観測が強まるなか売り優勢となった。ただ、米中間 で閣僚級の通商協議がロンドンで開催されていることを受けて米国の大豆輸出回復期待 が高まり、下げ幅は限られた。 コーンは総じて反落。 米産地での降雨を受け夏場の高温乾燥懸念が後退すると同時に、シカゴ日中取引終了 後に発表される作柄報告での生育進行観測が重石となった。また、ロシアとウクライナ の捕虜交換を受け両国間の緊張高まりに対する警戒感が後退し小麦が大幅反落となった ことも売りを呼ぶ要因になった。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。