国内市場は下落へ。2025年11月限で200〜400円安程度を想定する。海外 原油が反落したことが重し。米中貿易交渉が続くなか、模様眺めムードが調整売りを促 した。円相場は1ドル=144円後半で推移し、円売り・ドル買いがやや優勢。 米中通商協議が行われているロンドンでは日付が変わろうとしているものの、協議は まだ終わっていない。11日も継続するという選択肢もあるが、できるだけ早急に片付 けようとしているようだ。このあとの報道を手がかりに国内市場は変動が大きくなる可 能性がある。 米エネルギー情報局(EIA)は来年にも米国の減産が始まると見通している。四半 期ペースでは、今年7−9月期から減産が始まる可能性も示唆されており、世界最大の 産油国は原油安が重しとなっているようだ。物価高による設備投資負担の拡大や金利コ ストも逆風である。米国の減産が始まると、供給過剰懸念が和らぐだろう。 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.26ドル安の64.72ドルで推 移。本日これまでのレンジは64.65〜64.79ドル。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 企業物価指数 2025年5月(日本銀行) 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) 【朔望】16:44 満月 満月 ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】21:30 消費者物価指数 2025年5月(労働省) 【経済】6/12 03:00 財政収支 2025年5月(財務省) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS
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