[本日の見通し]石油=軟調、米中通商協議の結果は不明

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年11月限は軟調。5万7090円まで下げ幅をや
や広げた。
 米中通商協議が終了した後、ラトニック米商務長官は「ジュネーブでのコンセンサス
を実行する枠組みで一致した」と述べたが、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席
が同意すれば、両国は枠組み実行を目指すという。2日間の協議で何かしら進展があっ
たのだろうが、具体的な成果についての発表は何一つない。率直にいって、米中交渉担
当者の発言は意味がわからない。金融市場も狐につままれたような反応となっており、
両日で20時間にもわたる協議の結果が示されないようだと、警戒感が広がるのではな
いか。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.27ドル安の64.71ドルで推
移。本日これまでのレンジは64.65〜64.82ドル。
 原油10月限の予想レンジは5万6700円から5万7700円、ガソリン先限は
7万4500円から7万5500円、灯油先限は7万5500円から7万6500円。
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