●論点解説穀物、地合の悪さと下げ過ぎ感の共存=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場は、改めて年初来安値を更新した。作付け期は概ね終了したが、作
況報告の数値は2週連続で向上している。6月8日時点の「良」以上の比率は、前週の
69%から71%まで上昇している。豊作期待を高める数値が、素直にトウモロコシ相
場を押し下げた。ただし、こうした豊作見通しを前提としても割高感は薄れる値位置で
あり、年初来安値を更新する度にショートカバーが膨らむ傾向が目立つ。10日は年初
来安値更新で地合の悪さを確認すると同時に、自立反発が促されたことで同時に下げ過
ぎ感や売れ過ぎ感も確認する展開になった。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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