石油午前＝上げ幅を縮小、時間外でＮＹ原油は一時６９ドル超まで上昇

　午前の石油市場は上げ幅を縮小。核開発協議の行き詰まりが見えるなか、イスラエル
や米国がイラン攻撃を開始するとの観測が高まったことが相場を押し上げた。米メディ
アが数日中にイラン攻撃が始まる可能性を指摘しているが、時間外取引で一段高となっ
たニューヨーク原油はマイナス転換し、国内市場は高値から押し戻されている。円相場
が１ドル＝１４３円後半まで円高・ドル安推移したことも重し。トランプ米大統領の関
税発言で円買い・ドル売りが強まった。
　日中取引開始後、原油の２０２５年１１月限は上げ一服。５万９４５０円まで上値を
伸ばした後に押し戻されている。ただ、４ケタ超の上げ幅を維持。
　午前１１時０１分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず、灯油が出来ず、軽油が出
来ず、原油が７６０〜１８２０円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。
　午前１１時０１分現在の出来高は、ガソリンが０枚、灯油が０枚、軽油が０枚、原油
が２１２４枚。中京ガソリンが０枚、中京灯油が０枚。
【トランプ米大統領の関税発言を金融市場は嫌気】
　トランプ米大統領は、「２週間以内に関税率を設定している国々に書簡を送る」、
「受け入れるか拒否するか選べということだ」と述べ、一方的に関税率を設定すると示
唆した。これより前にベッセント米財務長官が相互関税の９０日間の一時停止期間を延
長する可能性が高いと発言していたが、トランプ米大統領の発言を受けて金融市場では
警戒感が強まっている。
【海外原油夜間取引＝上げ一服後に軟化】
　ニューヨーク時間外取引で７月限は前日比０．３０ドル安の６７．８５ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは６７．７０〜６９．２９ドル。
MINKABU PRESS

• 金は３３５８ドル付近で始まる＝ＮＹ金オープン
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