●論点解説原油、イラン軍事オプションのリスク=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場が突然に急伸した。前日は65ドルの節目を割り込んでいたが、一気に高値
68.37ドルまで急伸している。イラン情勢をめぐる緊張感の高まりを反映した値動
きだ。米国とイランとの間では核協議が続いているが、トランプ大統領は中東全体が
「危険な場所になる可能性がある」として、米職員を移動させていると発言した。安全
保障上の何らかの判断が下されたのかは不透明だが、これまでトランプ大統領は核協議
が不調に終わった場合には軍事オプションに踏み切る可能性も示唆していただけに、近
く軍事衝突が発生するリスクへの対応を迫られた。今週は、イスラエルのネタニエフ首
相とトランプ米大統領が電話会談を行っているが、ネタニエフ首相は核協議を打ち切
り、イラン核施設を攻撃することを主張している。イラン側からは、攻撃が行われた際
には中東全域の米軍基地を攻撃対象とする可能性を示唆している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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