LME市況=アルミ・銅はドル安傾向を受けて堅調、ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,519.58  +    0.36     2,517.50  +    2.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,787.51  +   84.02     9,702.00  +   54.00
    ニッケル      14,949.58  -   31.37    15,142.00  -   35.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2514ドルで小安く取引を開始。アジアの時間は銅の
堅調に追随し2529.50ドルの高値を付けたうえ、しばらく2520ドル台での高
下となったが、欧州の時間帯半ば以降に一段安となった。米国時間には2505.50
ドルの安値を記録した。その後はドル売りの動きが手掛かりとなり、買い戻す動きが広
がり、プラスサイドを回復して終了。
 銅3カ月物は反発。9663ドルで堅調で取引を開始。前日、3ケタの下げ幅を記録
したが、この日はアジア時間から買い戻す動きが広がり、9709.50ドルまで値を
伸ばした。しかし、アジア株が頭重く推移するなか、転売が優勢となり、値を崩し、マ
イナスサイドに転じた。9639ドルの安値まで値を落とした後はドル安を受けて終盤
にかけて買い戻され9700ドル前後の値位置まで回復。この日の高値圏を維持したま
ま取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5175ドルで小安く取引を開始。アジアの時間帯は
1万5240ドルの高値まで値位置を切り上げたが、その後は他非鉄貴金属に追随して
軟化。1万5070ドルの安値に達した後に買い戻され、暫く1万5150ドルを前後
するもちあいとなったが、終盤に値を落とし小幅安で引けた。
今日の材料
・12日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小幅続伸、0.34ポイント高の3402.66ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTはエネルギー株などが買われた。米大使館の一部職員の退
 避が報じられるなど、中東情勢の緊迫化が嫌気されて上げ幅は限られた。独DAXは
 不動産株が安い。
・5月の米生産者物価指数(PPI)
 結果 0.1%
 予想 0.3% 前回 -0.2%(-0.5%から修正)(前月比)
 結果 2.6%
 予想 2.6% 前回 2.5%(2.4%から修正)(前年比)
 結果 0.1%
 予想 0.3% 前回 -0.2%(-0.4%から修正)(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 3.0%
 予想 3.1% 前回 3.2%(3.1%から修正)(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・米週間新規失業保険申請件数
 結果 24.8万件予想 24.0万件 前回 24.8万件(24.7万件から修正)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=143円台前半まで下落。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1588ドルまで上伸し、21年10月以来の高値をつけた。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは101.85ドル。ナスダック指数は46.60ポイント
 高(0.24%高)。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き上昇。ニューヨーク原油は小反落。
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