大豆週間展望=シカゴ大豆の上値は抑制される、輸出が低迷のなか生育は順調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [6月16日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            6月9日 〜6月13日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>13日終値  前週末比    |6月8日現在の米国産大豆の付け進捗率
      25/ 7 1,069.75  +12.50   |90%(前週84%、前年86%、平年88%)
    25/11 1,054.75  +17.75   |発芽率 75%(前週63%、前年68%、平年72%)
                                |「良」以上:68%(前週66%、前年72%)
                                |「劣」以下: 5%(前週 5%、前年 4%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 143.58円  前週末比 0.49円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆は米中電話会談の進展と需給報告の見極めが必要。12
日に米農務省(USDA)から需給報告の発表があり、新たな方向性を示す可能性があ
るとした。
【シカゴ大豆期近7月限は1038セント台まで下落】
 シカゴ大豆7月限は今月6日から11日にかけて1060セントを上抜く場面も見ら
れたが、需給統計発表日の12日に値を崩し、1038セント台まで下落し、今月4日
以来の安値に達している。
 米中通商協議において枠組みの合意に至っているものの、米農務省(USDA)発表
の週間純輸出成約高は11万トン弱にとどまり米大豆輸出が低迷している様子を示して
いる。その一方で米大豆生育は順調な生育状態を維持。
 米中貿易摩擦に対する過度の警戒感は和らいでいるものの、米国の大豆輸出に回復の
メドがたつ、米産地で悪天候の恐れが高まるなど、需給に関する強材料が浮上しない限
り、上値は抑制され1040〜1055セントのレンジを中心とした値動きを予想。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
16日 ●南ア(青年の日)
    金融政策決定会合(日本銀行)1日目
    中国住宅価格指数 2025年5月(国家統計局)
    中国小売売上高 2025年5月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2025年5月(国家統計局)
    米製造業景況指数 2025年6月(ニューヨーク連銀)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作付け進度報告(USDA)
17日 総裁記者会見(日本銀行)
    独景況感指数 2025年6月(ZEW)
    米小売売上高 2025年5月(商務省)
    米輸出入物価指数 2025年5月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2025年5月(FRB)
    米企業在庫 2025年4月(商務省)
    米連邦公開市場委員会(FRB)1日目
18日 機械受注 2025年4月(内閣府)
    貿易収支 2025年5月速報(財務省)
    英消費者物価指数 2025年5月(国立統計局)
    ユーロ圏国際収支 2025年4月(ECB)
    ユーロ圏消費者物価指数 2025年5月確報(EUROSTAT)
    米住宅着工・許可件数 2025年5月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    対米証券投資 2025年4月(財務省)
    米連邦公開市場委員会(FRB)声明発表
19日 ●米国(奴隷解放記念日)
    英中銀(BOE)政策金利公表
    スイス国立銀行政策金利公表
20日 消費者物価指数 2025年5月(総務省)
    金融政策決定会合議事要旨公表 4月30-5月1日分(日本銀行)
    独生産者物価指数 2025年5月(連邦統計庁)
    英小売売上高 2025年5月(国立統計局)
    米製造業景況指数 2025年6月(フィラデルフィア連銀)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)

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