コーン週間展望＝良好な作柄を継続なら再度、安値模索シナリオ

                   ［6月16日からの１週間の展望］
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　　　　　週間高低（カッコ内は日付）　　　6月9日〜6月13日
　      　　　 　始　値　 高　値　　 　安　値　     終　値   前週末比
＜東　京＞ 先限  39,000   39,600       39,000       39,000    0
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＜シカゴ＞13 日終値　前週末比   ｜6月8日現在の米国産コーン作付け進捗率
   25/ 7  444.50 + 2.00　      ｜97％（前週93％、前年94％、平年97％）
   25/12  443.00 - 6.50        ｜発芽率（87％　前週78%、前年83％、平年87％）
                               ｜作柄報告
                               ｜「良」以上：71％（前週69%、前年74%）
　　                            ｜「劣」以下： 5％（前週 5%、前年 5%）
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東京外為市場　円相場(本日 15:15現在) 143.58円  前週末比 0.49円の円高
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　【前週のレビュー】シカゴコーンは８日現在の作柄報告に加え、需給報告で在庫が潤
沢との観測から下振れとなった場合、４３０セント割れを目指す下落となり、安値模索
か。大口投機家が売り越し姿勢を強めており、弱材料に反応しやすい、とした。
【シカゴコーンは期末在庫率の下方修正にも安値圏で低迷】
　シカゴコーンは米国産コーンの順調な生育から安値圏で低迷を強いられている。１２
日に米農務省（ＵＳＤＡ）から発表された月例需給報告によると、新穀の２５／２６年
度の米国産コーンの期末在庫率が前月の１１．６％から１１，３％に下方修正、また旧
穀の２４／２５年度の期末在庫率は９．３％から８．９％に下方修正されたことで１２
日は買いが先行。ただ安値圏から抜け出すほどの強材料にはならなかった。
　９日の引け後に発表された８日現在の作柄報告は良以上が７１％となり、前週より２
ポイント上昇。豊作になる目安の７０超えとなり、売り圧力が強まった。ほぼ発芽が終
わり、本格的な生育期を迎える。
　指標限月の期近７月限は１０日の取引で６２９セントの安値をつけ、同限月としては
昨年１０月１７日以来の安値を更新となった。４３０セント割れは続かず、１１日に一
時４４４．７５セントまで反騰した。４４０セント台は維持できず、低迷している。
　１６日の引け後に発表される１５日時点の作柄報告で良以上が７１％で横ばいか、上
昇となれば、再度、４３０セント割れを試し、再度、安値を模索するシナリオが描け
る。

【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】
　とうもろこしは４月２３日から６月１２日まで商い成立は、今月３日の夜間取引の序
盤に手じまい売買（出来高は６枚）が成立し、２５００円の急落となったのみ。事実
上、商いが停止となるなか、１３日に２５年７月限が納会となった。
　２５年７月限の納会後は各限月の取組高が１ケタ、またはゼロになるとみられ、事実
上、取引は終焉。新規売買は参加しにくい。
＜当面の予定（イベント・経済統計）＞
１６日　●南ア（青年の日）
　　　　金融政策決定会合（日本銀行）1日目
　　　　中国住宅価格指数 2025年5月（国家統計局）
　　　　中国小売売上高 2025年5月（国家統計局）
　　　　中国鉱工業生産 2025年5月（国家統計局）
　　　　米製造業景況指数 2025年6月（ニューヨーク連銀）
　　　　米週間穀物輸出検証高（USDA）
　　　　米国産コーン・大豆作付け進度報告（USDA）
１７日　総裁記者会見（日本銀行）
　　　　独景況感指数 2025年6月（ZEW）
　　　　米小売売上高 2025年5月（商務省）
　　　　米輸出入物価指数 2025年5月（労働省）
　　　　米鉱工業生産・設備稼働率 2025年5月（FRB）
　　　　米企業在庫 2025年4月（商務省）
　　　　米連邦公開市場委員会（FRB）1日目
１８日　機械受注 2025年4月（内閣府）
　　　　貿易収支 2025年5月速報（財務省）
　　　　英消費者物価指数 2025年5月（国立統計局）
　　　　ユーロ圏国際収支 2025年4月（ECB）
　　　　ユーロ圏消費者物価指数 2025年5月確報（EUROSTAT）
　　　　米住宅着工・許可件数 2025年5月（商務省）
　　　　米新規失業保険申請件数（労働省）
　　　　対米証券投資 2025年4月（財務省）
　　　　米連邦公開市場委員会（FRB）声明発表
１９日　●米国（奴隷解放記念日）
　　　　英中銀（BOE）政策金利公表
　　　　スイス国立銀行政策金利公表
２０日　消費者物価指数 2025年5月（総務省）
　　　　金融政策決定会合議事要旨公表 4月30-5月1日分（日本銀行）
　　　　独生産者物価指数 2025年5月（連邦統計庁）
　　　　英小売売上高 2025年5月（国立統計局）
　　　　米製造業景況指数 2025年6月（フィラデルフィア連銀）
　　　　米週間穀物輸出成約高（USDA）

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　  　　※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

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