前週は終値では過去最高値を更新する展開になった。根強い通商リスク、景気減速懸 念、更にインフレ抑制による早期利下げ期待を背景に、3300ドル台で下値を固める 展開になっていた。米金利低下、ドル安圧力もポジティブ。こうした中、週末を前にイ スラエルがイランに対する攻撃に踏み切ると、地政学リスクの織り込みもあり、一気に 3400ドル台中盤まで値上がりする展開になった。株価急落、原油相場急伸など、不 安定化するマーケット環境が、金相場の上昇に直結した。 今週も底固い展開が続く見通し。中東情勢のリスク評価は短期間で大きく揺れ動く可 能性があるが、イスラエルとイランの交戦状態が続くのであれば、金相場に対する買い が膨らみやすい。先行き不透明感へのリスクヘッジ強化が求められよう。特に株価急落 といった動きがみられると、一気に3500ドル台まで上昇する可能性もある。米連邦 公開市場委員会(FOMC)では政策調整は想定されておらず、今後の政策見通しにつ いて明確なガイダンスを示すこともないだろう。小売売上高、鉱工業生産が低調な数値 になると、改めて米金利低下・ドル安環境からの支援も受けやすくなる。 予想レンジは3380〜3520ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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