［今日の視点］石油＝大幅高へ、週末のイスラエル・イラン交戦の激しさ受け

　国内市場は大幅高へ。２０２５年１１月限で序盤、１０００〜１４００円高程度を想
定する。１３日の海外原油の暴騰は同日の日中取引で織り込み済みだが、週明けのニュ
ーヨーク原油時間外取引が大幅続伸となり、期近７月限は７４ドル台半ばで推移、ドル
円が１ドル＝１４４円台半ばの円安で推移と強材料が揃い、期近から期中は４ケタ高で
取引を開始か。ＪＰＸドバイ原油の夜間取引はまちまち。指標の期近１１月限が利食い
売り先行もようとなり、１０２０円安で引けた。
　報道によると、週末にイスラエルとイランの交戦はさらに激しさを増し、イスラエル
はイランのエネルギー施設を攻撃するなど、原油の供給はさらに不安を増している。地
政学リスクの高まりで週明けのニューヨーク原油時間外取引は４番限の２５年１０月限
までが１．３０ドル超の上昇で推移。期近７月限は７７．４９ドルまで上げ幅を拡大し
た。１３日の高値７７．６２ドルが抵抗線となり、高値を離れているが、日中にイスラ
エル・イランの交戦がさらに激化との報道があれば、７７．６２ドル超えの可能性あ
り。
　ドバイ原油の期中１１月限は夜間取引で６万２８６０円で頭打ちとなった。日付けが
変わった後に軟調な展開を強いられ、引け前に６万０９００円の安値をつけ、夜間取引
の安値引け。日中取引は急反発で寄り付き予想。１３日の高値６万３２００円を超え、
節目の６万３５００円を意識する展開か。

　時間外取引でニューヨーク原油７月限は前日比１．５１ドル高の７４．４９ドルで推
移。本日これまでのレンジは７４．２９〜７７．４９ドル。
＜今日の予定＞
◆ 日本 ◆
【経済】13:30 小売業販売額 2025年4月確報（経済産業省）
【経済】--:-- 金融政策決定会合（日本銀行）
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 住宅価格指数 2025年5月（国家統計局）
【経済】11:00 小売売上高 2025年5月（国家統計局）
【経済】11:00 鉱工業生産 2025年5月（国家統計局）
◆ イギリス ◆
【経済】08:01 住宅価格指数 2025年6月（ライトムーブ）
◆ スイス ◆
【経済】15:30 生産者・輸入物価指数 2025年5月（連邦統計局）
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 製造業景況指数 2025年6月（ニューヨーク連銀）
MINKABU PRESS

• 東京貴金属夜間序盤＝金先限は３円安の１万５９４０円
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  06/16(月) 17:30
• 東京石油夜間序盤＝原油１１月限は３８０円安の６万１６１０円で推移
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  06/16(月) 17:30
• 東京ゴム夜間序盤＝ゴム１１月限は２．５円安の２９１．４円で推移
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  06/16(月) 17:30
• ＜シカゴコーン＞テクニカルポイント
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  06/16(月) 17:20
• ＜シカゴ小麦＞テクニカルポイント
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  06/16(月) 17:20