[今夜の視点]金・銀=イスラエルとイランの戦闘激化も利食い売り

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場は、イスラエルのイラン攻撃を受
けて買い優勢となった。アジア市場では、イスラエルとイランの戦闘激化を受けて
3450ドル台まで上昇したのち、上げ一服となったが、3433ドル台で押し目を買
われた。その後は3445ドル台で戻りを売られると、午前中の安値を割り込み、軟調
となった。

 イスラエルはイランの石油・ガス部門も攻撃し、戦闘が激化した。戦闘の行方を確認
したい。目先は主要7カ国首脳会議(G7サミット)がカナダで開幕する。メルツ独首
相は、サミットの目標について、イランに核兵器開発・保有をさせず、イスラエルの自
衛権を確保し、対立激化を避けて外交的解決の余地を生み出すことが含まれると述べ
た。イランに自制を求める内容の声明が採択される方針だという。トランプ米大統領
は、ロシアのプーチン大統領が14日の電話会談で、仲介する姿勢を示したと明らかに
した。各国の対応も確認したい。

<今夜の予定>
●南ア(青年の日)
・米製造業景況指数 2025年6月(ニューヨーク連銀)
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