LME市況=アルミ・銅は世界的な株高を受けて反発、ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,515.89  +   13.31     2,513.50  +   10.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,798.59  +   80.18     9,703.00  +   58.00
    ニッケル      14,865.25  -   70.93    15,069.00  -   59.00
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 アルミ3カ月物は小反発。小幅安となる2497.50ドルで取引を開始。2483
ドルまで下落したが、アジア株高や銅の堅調が手がかりとなって地合いを引き締め、
2514.50ドルまで浮上。銅の高止まりに支えられて2500ドルを下値支持線と
する底堅い足取りとなった。欧州株や米株の堅調が買い支援要因となるなか2521.
50ドルまで浮上した後に上げ幅を縮小したが、小高く引けを迎えた。
 銅3カ月物は反発。9636ドルで小安く取引を開始した後は、アジア株高を受けて
値位置を切り上げ9700ドル台に到達。9710ドルに達したところで転売が見られ
たが、米国の時間帯を迎える頃に再び地合いを引き締めて、9711.50ドルまで上
昇。その後も米株高が手掛かりとなって堅調地合いを維持し、一時9719.50ドル
の高値に達した。その後、転売を受けて上げ幅を縮小しながらも9700ドル台を維持
して終えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5115ドルで小安く取引を開始。銅の堅調を手掛か
りに浮上し1万5275ドルの高値を付ける場面も見られたが、弱気のテクニカル要因
が重石となり、終盤に前日の安値1万5070ドルを割り込んで5月28日以来の安値
となる1万5025ドルの安値まで下落。1万5000ドル割れを試すことはなかった
ものの、軟調に終了。
今日の材料
・16日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小反発、11.73ポイント高の3388.73ポイント。
・5月の中国・小売売上高 結果 6.4% 予想 5.0% 前回 5.1%(前年比)
・5月の中国・鉱工業生産指数 結果 5.8% 予想 6.0% 前回 6.1%(前年比)
・欧州株は上昇。イスラエルとイランの対立が域外経済に及ぼす影響は限定的との見
 方が広がり、投資家心理が改善した。
・6月のニューヨーク連銀製造業景気指数
 結果 -16.0 予想 -7.0 前回 -9.2
・ドルはほぼ横ばい。ドル円は1ドル=144円台後半まで上昇。ユーロドルは13日の
 高値、1ユーロ=1.1614ドルで頭打ちとなりながら堅調に推移。
・米国株は上昇。ニューヨークダウが317.30ドル高、ナスダック指数は294.38ポイント
 高(1.52%高)。
・ニューヨーク貴金属はまちまち。金が軟調もプラチナは反発。ニューヨーク原油は
 反落。
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