●論点解説穀物、コーンは作柄改善が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 大豆油相場の高騰が続いているが、トウモロコシ相場の連れ高は見送られている。大
豆相場は大豆油主導の上昇地合を維持したが、トウモロコシ相場への直接的な影響は軽
微なこともあり、上値の重さを再確認している。作付け期が終わっているが、引け後に
発表された作況報告の数値は改善傾向が続いている。5月25日時点では68%だった
が、その後は69%、71%、72%と緩やかな改善が続いており、現状だと豊作をメ
インシナリオにすることが可能な状態にある。7月に入れば、さすがにホット・アン
ド・ドライ傾向が強まる見通しだが、良好な作柄環境で受粉期に突入できる環境は、安
定供給への期待を高めている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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