石油午前=大幅高、米国によるイラン攻撃開始を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅高。イランとイスラエルの交戦が続くなか、親イスラエルのト
ランプ米大統領がイラン攻撃を開始するとの観測が高まっている。トランプ米大統領は
米国が提示した条件をイランが受け入れいる以外に外交的な解決はないとしているほ
か、米軍は中東地域で部隊を再編している。米石油協会(API)が発表した米週間石
油在庫統計で、原油在庫が前週比1000万バレル超の大幅減となったが、中東に関心
が向いているなかで米国の需給はほとんど手がかりとなっていない。円相場は1ドル=
145円前半で円売り・ドル買いがやや優勢。
 日中取引開始後、原油の2025年11月限は大幅高も、上げ一服。夜間取引の高値
が抵抗となっている。
 午前10時58分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
800〜2490円高。
 午前10時58分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1790枚。
【イラン、極超音速ファタハ1を発射】
 イランは最新鋭の極超音速ミサイル「ファタハ1」でイスラエルを攻撃した。従来の
防空システムでは迎撃が難しいミサイルで、イラン革命防衛隊はイスラエルが完全に無
防備であることを証明したと述べている。一方、イスラエル軍は首都テヘラン西部のイ
マーム・フセイン大学キャンパスやイスラム革命防衛隊(IRGC)本部を攻撃したと
伝わった。
【海外原油夜間取引=上値重い】
 ニューヨーク時間外取引で8月限は前日比0.09ドル安の73.18ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは73.06〜74.04ドル。
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