●論点解説金、FOMCは無風通過に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は3400ドル水準で動意を欠いている。中東地政学リスクに下値を支えられ
ながらも極端なリスクオフは回避されているため、一気に急伸するまでのエネルギーは
確認できない。金上場投資信託(ETF)残高が増加傾向にあることは、中長期投資家
の物色意欲の強さを示しているが、先物市場では売買が交錯気味になっている。米連邦
公開市場委員会(FOMC)では、当局者が年内2回の利下げ見通しを維持しているこ
とが確認されている。詳細にみると、金利据え置き予想が増えるなど利下げ回数は0回
と2回に二分されつつあるが、CMEのFEDWATCHだと9月と12月にそれぞれ
0.25%の利下げがメインシナリオとして織り込まれている。改めて米金利、ドルを
大きく動かす必要は乏しい結果となっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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