プラチナ市況=プラチナは続伸、終盤に上げ幅を縮小も大幅高維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,643   -158    15,759  -104  : 3,351.69   -28.51
銀          164.5    0.0     168.0   0.0  : 3,632.00   -81.00
プラチナ     6,120   +243     5,761  +198  : 1,310.40   +38.39
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,049.29   - 6.54
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.25   +0.31  ユーロ・ドル相場   1.1456  -0.0053
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い
優勢で始まった。その後は、踏み上げの動きとなって上値を伸ばした。先限は正午前に
300円超の上昇で推移。午後に入り、高もちで推移後、終盤に金の軟化、ドル建て現
物相場が高値を離れたことから、期先から利食い先行もようとなった。終盤に上げ幅を
縮小したが大幅高を維持。2番限以降の全限月が一代高値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが93〜243円高、プラチナスポットが
60円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが2万3990枚、プラチナミニが3651枚、プラチナス
ポットが6725枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は5902円まで上伸】
 プラチナ先限は日中取引でも上伸の勢いは衰えず、正午過ぎに5902円の高値をつ
け、2008年8月以来の高値をさらに更新した。16日に5238円まで押し目を京
成したが、3日間で700円近い暴騰。上昇率にして13%近い上昇。5900円超え
となった時点で14日間の相対力指数(RSI)は79台まで上昇し、稀に見る強気相
場、同時に買い過剰感が強まった。終盤に高値を離れ、幾分、買い過剰緩和は後退した
が、まだ利食い売りが出やすいとみる。
 出来高は2万4000枚(標準)近い大商い。損切りの買い戻しに加え、短期トレー
ダーの新規買いも加えわり、活況を呈した。
 5月後半から今年も供給不足シナリオが再認識され、上昇基調となったが、投機色が
強くなっている。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1320.29ドルから、中途情勢の
緊張などを受けて買い優勢となり、午前11時前に1348ドル台まで上伸。午後にな
り、上げ幅を縮小も1302ドル台では買いが喚起となり、1314ドル台に切り返し
た。
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