●論点解説穀物、天候リスクは盛り上がらず=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場は安値低迷が続いている。小麦相場の反発傾向が下値を支えている
が、トウモロコシ相場の反発力は鈍い。マーケットの関心は米国の生産状況に集中して
いるが、現状ではトウモロコシ生産に大きなリスクは確認できていない。受粉期のホッ
ト・アンド・ドライの状況が注目されるが、作付け期を無難に消化したことで、生産障
害が発生するリスクは限定される。このまま収穫期まで天候リスク織り込みの機会が発
生しないことは考えづらいが、現状では高気圧の発達でやや気温が例年よりも高めの推
移だが、降水量は逆に例年を上回っている。現在も前線が発達しており、穀倉地帯各地
で降雨が報告されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。