プラチナ市況=プラチナは反落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,620    -23    15,729   -30  : 3,341.04   -10.65
銀          164.5    0.0     168.0   0.0  : 3,557.00   -75.00
プラチナ     6,120      0     5,645  -116  : 1,281.50   -28.90
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,045.70    -3.59
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.37   +0.12  ユーロ・ドル相場   1.1516  +0.0060
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ドル建て現物相場の下落を受けて
売り優勢で始まったのち、押し目を買われてプラスサイドに転じたが、戻りは売られ
た。午後に入ると、金の上げ幅縮小を受けて売り優勢となった。パラジウムの商いは成
立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが121円安〜変わらず、プラチナスポット
が30円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万5299枚、プラチナミニが3176枚、プラチナス
ポットが3513枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは利食い売りが圧迫】
 プラチナ先限は5823円で戻りを売られ、5612円まで下落した。円相場は1ド
ル=145円台前半で推移した。
 国際通貨基金(IMF)は報告書で、成長鈍化、投資の低迷、地政学的脅威の増大に
対処するための緊急措置を取らなければ、欧州経済は停滞に陥るリスクがあると警告し
た。一方、ホワイトハウスは、トランプ米大統領が今後2週間以内にイスラエルとイラ
ンの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発表した。米大統領はイランとの外交
的解決を追求することに関心があるとした。金が上げ一服となり、プラチナの圧迫要因
になった。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は軟調。朝方の1300.50ドルから、押し目を買わ
れたが、1314ドル台で上げ一服となった。午後に入ると、金軟調を受けて1278
ドル台まで下落した。
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