LME市況=アルミ・銅は米イラン攻撃への緊張後退で反発、ニッケルは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,560.66  +   39.19     2,549.50  +   28.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,908.49  +  160.13     9,633.50  +   18.50
    ニッケル      14,818.14  -   41.88    15,011.00  -   45.00
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 アルミ3カ月物は反発。2525ドルで小幅反発で取引を開始。中国・上海総合指数
の軟調な足取りを受けて値を落とし、一時2513ドルの安値を付けた。安値を買い戻
された後、2522ドルを抵抗線とする低迷が続いていたが、米国の時間帯に米ホワイ
トハウスがイランに対する攻撃開始を最終的に決定するまでに2週間の猶予を提示した
ことで緊張が後退するなか地合いを引き締めてた。終盤に2564ドルの高値に達した
後、堅調に終えた。
 銅3カ月物は反発。9630ドルで小高く寄り付きながらも中国・上海株が小幅続落
となったことを受けて9558.50ドルまで値を落とした。欧州時間に買い戻す動き
が広がるなか、米ホワイトハウスがイランに対する攻撃を最終的に決定するまで2週間
の猶予を提示したことで緊張感が後退するなか値位置を切り上げ、一時9700ドルの
高値まで浮上。終盤には週末を控えていることもあって転売が見られたがプラスサイド
を維持して終了。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5050ドルで小幅反落で取引を開始。その後、1万
5080ドルまで浮上してプラサイドに転じたもののすぐに軟化に転じた。アジアの時
間帯後半に1万5000ドルを割り込んだ後は1万5000ドルを上値抵抗線とする低
迷となり、終盤に1万5000ドル台を回復したものの、マイナスサイドのまま引けを
迎えた。
今日の材料
・20日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続落、2.21ポイント安の3359.90ポイント。
・欧州株はまちまち。独DAXは40銘柄中36銘柄がプラス圏とほぼ全面高。航空機大手
 エアバス、公益のエーオンなどが買われた。英FTは医薬品大手アストラゼネカ、石
 油メジャーのBP、シェルなどが軟調。
・6月のフィラデルフィア連銀景況指数
 結果 -4.0 予想 0.0 前回 -4.0
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=146円台前半まで上昇。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1544ドルまで上昇。17日以来の高値をつけ、堅調に推移。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウは35.16ドル高。ナスダック指数は98.86ポイ
 ント安(0.51%低下)。
・ニューヨーク貴金属は下落。ニューヨーク原油は小幅まちまち。
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