プラチナ市況=プラチナは総じて大幅反発、NYプラチナ時間取引続伸で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,430   -179    15,657  + 54  : 3,332.00   +12.36
銀          167.0    0.0     167.9  -0.1  : 3,603.00   + 4.00
プラチナ     5,981   -  8     5,790  +138  : 1,315.00   +35.70
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,068.23   + 9.81
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.15   +0.05  ユーロ・ドル相場   1.1615  +0.0007
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて大幅反発。ニューヨークプラチナ
の続伸を受け、ドル建て現物相場が1300ドル台の回復を背景に序盤から複数の限月
が100円超の上昇となった。1ドル=144円台後半の円高が圧迫要因ながら、先限
は出来高を伴う上昇となり、正午前に99円高で推移。午後はニューヨークプラチナ時
間取引の続伸や円の小反落から上げ幅を拡大した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが8円安〜138円高、プラチナスポットが
119円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万4293枚、プラチナミニが907枚、プラチナスポ
ットが3278枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはNY市場での手じまい売り警戒】
 プラチナ先限は5838円まで反発。まだ三角ペナント形成ながら、14日間の相対
力指数(RSI)は72台まで反騰し、超強気感が回復。ドル建て現物相場は1300
ドル台前半で値固めが出来た後、上伸となれば、今月19日につけた高値5902円に
向けて再上昇となるシナリオが描ける。
 警戒すべきはニューヨークプラチナ市場での投機家の手じまい売り。24日は出来高
の増加を伴う続伸となり、投機家は買い増したとみられる。ただ12日時点で10万
7102枚まで増加した取組高は23日時点で10万0924枚まで減少。24日は7
月限から10月限への限月移行がかなりあったとみられる。今夜も7月限の手じまい売
りは警戒したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、高もちあい。1310ドルが支持線となり、午前
10時過ぎに1321ドル台をつける上昇。1320ドル水準では買いが続かなかった
が、1315ドルを挟んでしっかり。
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