NY株式26日(NY時間11:48)(日本時間00:48) ダウ平均 43264.71(+282.28 +0.66%) ナスダック 20102.07(+128.52 +0.64%) CME日経平均先物 39650(大証終比:+150 +0.38%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。IT・ハイテク株も堅調に推移し、ナスダックも上昇している。貿易協議はまだ未知数なものの、イスラエルとイランの停戦合意で中東情勢がひとまず一服する中、米株式市場は上値追いを再開。2月に付けた過去最高値まであと僅かに迫っている状況。 この動きが正当化されるのかは様々な見解が出ているものの、第2四半期末を前に米株式市場のムードは高まっているようだ。米株式市場は、4月に関税リスクがピークを迎えた際の安値から20%超上昇。関税リスクはその後やや和らいでいるものの、ウォール街の一部では懐疑的な見方は依然多い。 「中東の紛争、トランプ関税、および大型減税・歳出法案が財政赤字に与える影響、私が注視している様々なマクロ要因を見ると、この状況が継続するとは思えない」と述べている。 一方、今回の上値追いのリード役はIT・ハイテク株だが、一部からは、貿易や地政学的な懸念が徐々に後退する中、大型IT・ハイテク株と景気敏感セクターへの投資意欲が戻っているとの指摘が出ている。貿易戦争や地政学リスクが一夜にして市場の意識から後退し、いまのところはマクロの経済指標も、センチメントの大きな重石にはなっていないと述べている。 特殊化学のHBフラー<FUL>が決算を受け大幅高。通期の1株利益およびEBITDAの見通しも上方修正した。 投資銀行のジェフリーズ<JEF>が決算を受け下落。1株利益が予想を下回った。経済・地政学的な混乱で活動が抑制される中、投資銀行および資本市場部門の減収が響いた。 広告マーケティングのザ・トレードデスク<TTD>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の74ドルから68ドルに引き下げた。 インテリア家具のミラーノル<MLKN>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示した。 防衛関連のクラトス・ディフェンス&セキュリティー<KTOS>が下落。増資計画を発表した。1300万株の株式を1株38.50ドルで発行し、約4億8375万ドルを調達する。 仮想通貨のビット・デジタル<BTBT>が大幅安。2024年8月以来の下げ幅となった。1株2.00ドルで7500万株の増資計画を発表。前日終値は2.35ドルだった。 HBフラー<FUL> 61.87(+5.91 +10.56%) ジェフリーズ<JEF> 54.99(-0.93 -1.66%) ザ・トレードデスク<TTD> 68.00(-1.80 -2.58%) ミラーノル<MLKN> 19.37(+1.75 +9.93%) クラトス・ディフェンス<KTOS> 40.51(-1.82 -4.30%) ビット・デジタル<BTBT> 1.90(-0.46 -19.36%) アップル<AAPL> 199.99(-1.58 -0.78%) マイクロソフト<MSFT> 494.30(+2.03 +0.41%) アマゾン<AMZN> 215.67(+3.68 +1.74%) アルファベットC<GOOG> 173.59(+2.10 +1.22%) アルファベットA<GOOGL> 172.63(+1.95 +1.14%) テスラ<TSLA> 327.65(+0.10 +0.03%) エヌビディア<NVDA> 155.36(+1.05 +0.68%) メタ<META> 721.88(+13.20 +1.86%) AMD<AMD> 143.27(-0.13 -0.09%) イーライリリー<LLY> 797.06(+4.76 +0.60%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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