ゴム午前=株高や上海高から買い先行、11月限は310円超え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、買い先行。寄り付きでは、上海夜間高や株高を好感し、買いが先
行する展開となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから、
上げ幅を拡大する限月が目立っている。活発限月の11月限は、節目の310円を上抜
いた。TSR20は出来ず。

 午前11時42分現在のRSS3号は前営業日比1.0〜5.9円高。活発限月の
11月限は同4.7円高の309.9円、期先26年6月限は出来ず、推定出来高は
373枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同175ポ
イント高の1万4175ポイント。

【上海ゴムが地合いを引き締める】
 上海ゴムが地合いを引き締めている。中心限月の9月限は、1万4130元まで一時
上昇し、6月4日に1万3295元の一代の安値を付けて以降の戻り高値1万4100
元を上抜いてきた。
 特に積極的に買い進む材料は見当たらないものの、1万4000元以下で約1カ月値
固めをした後の上昇であり、目先、節目の1万4500元や1万5000元を意識した
展開になりそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20はまちまち、3.1セ
ント安〜1.5セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前
営業日比205元高の1万4090元で推移している。

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