前週は3400ドル水準から3200ドル台後半まで値下がりする展開になった。イ スラエルとイランの停戦合意を受けて、地政学リスクの緩和評価が金相場を下押しし た。株価が急伸する一方、原油相場が急落している。米連邦準備制度理事会(FRB) の早期利下げ観測から米金利低下・ドル安が進行したことはポジティブだが、週末を前 に通商環境の改善期待が強まり、投資家のリスク選好性が強まると、金相場は一段安に なった。5月PCEデフレーターはあまり材料視されなかった。 今週は底固さを再確認する展開になろう。地政学リスクと通商リスクの軽減期待が強 くなっているが、前週の値下がりは下げ過ぎ感が強い。通商環境は依然として先行き不 透明感が強く、中東情勢も安定しているとは言い難い。一方、FRBの早期利下げ観測 でドルインデックスは年初来安値圏での取引になっている。ドルとの逆相関関係から は、金相場は3400ドル台中盤から後半が支持される。金上場投資信託(ETF)の 大量売却が行われている訳でもない。7月入り後は1日のISM製造業指数、3日の雇 用統計など米指標が注目されるが、9月利下げ見通しが追認されよう。なお、4日は独 立記念日で休場になる。 予想レンジは3250〜3400ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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