●論点解説金、売られ過ぎ感が強い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は値下がりしている。中東地政学リスク、通商リスクがともに軽減傾向にある
との評価から、安全資産である金相場は大きく値を崩している。一方、「SPDR G
OLD SHARES」の投資残高は、前週比4.58トン増の954.82トンと、
大規模な売却は見送られている。24日と25日は売り越し状態になったが、大規模な
資金流出は確認できていない。あくまでも短期筋主導の急落であることが窺える。金E
TF残高がこのまま大きく減少しない場合には、先物相場の下げ過ぎ感が強まる。
 また、ドルインデックスは年初来安値圏での取引が続いている。ここ数日は金相場と
ドル相場の値動きのかい離が極めて大きくなっている。ドルとの整合性を取るのであれ
ば、逆に金相場は年初来高値更新を試しても違和感がない状況にある。短期の地合悪化
の一方で、各種指標からは下げ過ぎ感、売られ過ぎ感が極めて強い状況になっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。